発売から10年経ったので「クフフのフ~僕と契約~」を改めて考えてみる。

はじめまして、のんたです。
いつぶりかのブログを始めることにしました。

どのような方が見てくださるか分かりませんが記事タイトルで興味を持ってくれた方は同年代なのかなと思います。おそらく。
Twitterでも話題になってましたね。リボーンが好きでキャラソンとか聴いてた方は忘れられないと思います。


「クフフのフ ~僕と契約~」発売から10年が経ちました。



アニメ好きの友達のカラオケで一度はネタでこの曲を入れたことがあるのではないでしょうか。
サンバ。圧倒的サンバ。

このキャラソンを歌ってる骸さんはそれまでサンバキャラなんかじゃなかったはず。ギャグキャラでもなかった。
そもそもギャグ漫画からバトル漫画に変更したのは骸さんが登場する黒曜編から。
ドが付くほどのシリアス境遇。リング争奪戦に入ってもミステリアスでそれまでのツナ達の明るいやりとりから空気が変わる存在。だったはず。

10年前を懐かしみつつ改めて考えてみたいと思います。
※大好き故です。貶しているわけでは決してありません



なぜサンバ曲なのか

キャラソン第1弾でこれはハードル上がりすぎじゃないのか。

もうファンは混乱ですよね。
クフフのフはカップリング曲です。
元々はシングル曲「Sakura addiction」がメインのはず。
もちろん「Sakura addiction」は大人気です。大好き。この曲もアニソンのキャラソン界に旋風を起こしてる。
当時でもオリコンチャートで2枚合算で7位を記録してますから。オリコン登場回数も23回で他のどのキャラソンの中でも群を抜いてます。数字でも証明できちゃいます。


その雲雀さんとのカッコイイ「Sakura addiction」のカップリングがクフフのフ。
クフフのフって!!レレレのレのおじさんかよ!!!
当時歌詞カード見た私の感想はこれでした。
雲雀さんのカップリングにも触れると収集がつかなくなるので割愛しますがこれをきっかけに骸さんもギャグにしやすくなったというか、ちょこちょこネタが組み込まれるようにもなってる。確実に。

あのかっこいい骸さんをどうしてサンバキャラにしたのか無い頭を使って必死に考えてみようと思います。
お暇な方はお付き合いくださると嬉しいです。よろしくお願いします。

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作詞・作曲の点から考えてみる

なんといっても作詞によるのではないでしょうか。
もはや歌詞に「サンバ」って入っちゃってます。
曲にもよりますが基本はキャラソンは作詞と作曲別の方が書いています。この曲もそうですね。

作詞が早いのか作曲が早いのか……
作詞が先になされてた場合、歌詞を見たら「サンバっていってるやん。するしかないやん」ってなると思うんですよ。
作曲が先だった場合、曲をきいて「この曲調……サンバやん」ってなると思うんですよ。
どうやったってサンバ。
しかもサビが「クフフ クフフ クフフのフ」ですから。AメロBメロちょっとカップリング・夢意識も出来るようなところからサビがきますから。最高。

ちなみに作詞の須賀さんが手がけてる他の作品を含めたキャラソンの歌詞を拝見したら同じフレーズを何度も繰り返しているものがいくつかありました。セリフっぽいやつで。
須賀さんの路線から見てみるとクフフのフは違和感ないものなのかもしれません。


発売された時期から考えてみる

クフフのフ(「Sakura addiction」)が発売されたのが2007年11月7日。
第1弾は他に4つのコンビがキャラソンを出しています。
リボーン・ツナ、ランボ・イーピン、京子ちゃん・ハル、獄寺・山本です。最後リリースの獄寺・山本の「俺達のJOY!」が2008年の1月23日。
1枚目から5枚目までのリリース日数、78日
スパン短くない?
ジャンプアニメといえど土曜の朝アニメの勢いとは思えなくない?

そしてなにより。
2008年5月にリボコンが行われたんですよ。

そう、リボーン声優さんたちが集ってキャラソンを歌ってくれるあれです。コーナーでは違うキャラのキャラソンを歌ったり夢のコラボをしたりするあのイベントです。私も参戦してはDVD化したの買ってました。声優さんたち仲良いし舞台裏映像も面白いのでオススメです。

話を戻しますが、リボコンが2008年の5月ということはそれを見越してるはず。発売スパンはこれくらい普通なのかもしれませんが、曲自体イベントで歌う前提に作られていてもおかしくありません。

イベントで歌うことを頭に置いて作られた曲だったとしたらちょっと納得いきます。

他のキャラたちは日常編で散々ギャグの中にいたので楽しくできるけど骸さんはいきなりハジけたら戸惑う方もいるかもしれない。
声優さんも色々気をまわしてしまうかもしれない。

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ミステリアスで通っている骸さんを大事にしたいけど打破するにはサンバしかない!!!

って話になったのかもしれません。
冷静になるとそれでもサンバの発想にはならない気がしますが。
でもクフフのフめっちゃ盛り上がるんだよー。最高だよー。


他のキャラソンから考えてみる

骸さんのキャラソン第2弾「消えない願い」、第3弾「記憶の果て」、SONG "BLUE"「End:res」
当たり前ですがどれもサンバじゃありません。
躯さんのキャラソンを並べると本当にクフフのフどうしたの?って戸惑うくらい第2弾から恰好良くなります。曲調も歌詞も。

3曲すべて作詞作曲は向井隆昭さんが手掛けております。
SPLAYのボーカルです。リボーンOPEDでもお世話になっております。向井さん第2弾から他のキャラの曲もたくさん作ってくださっていてリボーンになくてはならない存在ですね。好きです。ありがとうございます。
「Sakura addiction」も向井さん達が手掛けてくださってます。向井さんが歌う「Sakura addiction」も昔聴きましたがこちらも素晴らしいです。

手掛けている方が違うということで比較し辛いですがこの3曲は骸さんの曲だなあって個人的に感じます。ミステリアスな感じが。やっぱり骸さんとクロームはファミリーではあるけど一線引いてる感じが出てる。すごい。
順番的にはクフフのフが第1弾ではなかったら今よりも戸惑いを隠せなかったと思うので良かったと思います。
クフフのフが無い世界は困るので。非常に。

骸の他のキャラソンから考えるよりも第1弾・第2弾以降で考えた方が分かりやすいかもしれませんね。
第2弾から向井さんがたくさん手掛けてくださってるのでキャラごとの曲調や歌詞は違いますが統一感が出てるようにも思います。第1弾のキャラソンラインナップはどの曲も日常編のイメージが強い。
周りに合わせようとした結果、ギャップも相まって一番インパクトの強いものになってしまったのかもしれません。



まとめ

・作詞の方・作曲の方の手腕
・リボコンを見越しての可能性
・クフフのフがキャラソン第1弾で良かった

クフフのフを生み出したスタッフはすごい。そして歌い切ってる飯田さんもすごい。
確実に洗脳ソングのひとつです。今度カラオケ行ったら歌うと思います。というか10年後まさかこんなにクフフのフについて考えるとは思ってなかった。
クフフのフはシングルバージョンとアルバム封入で二番の「おやおや」の部分が違うので聴いてみてくださいね。
骸さんの麗しいセリフ「おやおや」と短い間に合わせたちょっとハジけた(既にハジけてるけど)「おやおや」があります。

最近リボーンの露出もまた増えてますしまた新しい何かがあることを期待してます。楽しみ。
ちなみにこの記事を書くためにクフフのフの歌詞検索してたんですけど、そのページ昨日と今日だけで1日50アクセス増えてました。同じように懐かしんでる方多いんでしょうね。
なんだかんだ言ってみましたがサンバになった答えはこれと断言できないし全く違う理由でGOが出されてる可能性充分ありますがクフフのフのおかげで私やリボーン好きのたくさんの人の楽しい思い出があるはずなのでありがとうと言いたい。

クフフのフ、ありがとう。